間質性肺炎体験記(2023年9月・2〜3か月目)


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間質性肺炎体験記(2023年9月)

■2023年9月3日(日・52日/2か月目(43歳))

治療中の新たな疾患で…という文字。
肺炎と何が違うの?と聞かれたと読めば、間違いないでしょう。

気にしすぎて、ひとりで自滅している。
気にしなければいいのですが、気になります。

久々に不安な衝動がこみあげてきたものの、こんなことを話して何になる?
いま周りも忙しいのにと思うと、口にすることをためらいます。
馬鹿みたいに、身体を熱くして。

胸に手を当てて、呼吸に合わせて動くことを確認し、ひとまず落ち着きました。
そういえば、お腹の緩みはほぼ収まりました。


■2023年9月7日(月・56日/2か月目)

一昨日、昨日と、少し咳が出ました。
小さなことですが、やはり気になります。
幸い今日は収まりました。

ここのところ、鼻で息を吸うと、空気をたくさん吸えない気がします。
口で吸う分には、何も問題なく感じるのですが、何なんだろう。
これも間質性肺炎とは関係ないと思いますが、仕事中もマスクをしていることをいいことに、呼吸を試してばかりです。


■2023年9月13日(水・62日/2か月目)

妻と外出。
こういう時間を大切にしないとな…と考えていると、この先のぼんやりとした不安が漂います。
考えても仕方ないと、もちろん分かっているのですが。



最近、鼻から強く「フンッ」と息を吐くことが、止められなくなっています。
恐らく、チックの類でしょう。
いいわけではありますが、ストレスなんだろうなぁと思います。


■2023年9月15日(金・64日/3か月目)

この数日、少し咳が出る…か?
痰の絡みを実感しているので、「意味のある」咳だと思いたいです。

鼻で息を吸うと空気を吸えない気がする件は、だいぶ慣れてきました。
吸えるようになったのではなく、対応できるようになってきたのです。
口から吸うぶんには問題ないですし、まぁこんなものなのかな、と。

落ち着いた心境なのは、偶然仕事が連休だったことも、大きいかもしれません。
仕事がないと、かなり気持ちが楽ですからね(苦笑)。

ただ、煙草の話には、色めき立ってしまいます。
禁止区域で吸う奴とか、本当滅びろよマジで…と反応してしまうくらいに。


■2023年9月19日(火・68日/3か月目)

一昨日の昼食の後、酸素飽和度を測ってみたところ、96。
正常値とはいえいつもより低い数値で、慌ててあれこれ調べてみました。
(普段は97?99)

すると、食事で交感神経を刺激されて、酸素飽和度が下がることらしいことが分かりました。
食事も体にとっては、運動みたいなことということか。

時間を置いて改めて測ると、98で一安心。
いつかは数値も下がるかもしれませんが、なるべく長持ちさせたいものです。


■2023年9月25日(月・74日/3か月目)

間質性肺炎の「疑いがある」。
まだ診断されてはいませんがその前提で、喫煙所に近づかないとか、生活に気を遣っているつもりです…、自己憐憫かもしれませんが。

ただ妻は、このことをまだ受け入れたくないのかなと思う言動や行動が、ときどき見られます。
指摘はしませんが、少し寂しくなります。

同じ方向を向いてほしいという願いと、心配かけてごめんという思いが出てきます。
僕のように考え出すと、前向きになりにくいでしょうし、どちらが良いのかと考えれば、妻なのかもしれません。


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